《星空コラム》第8回 全天一の明るい恒星 シリウスに魅せられて

星空コラム第8回 冬の星座物語 おおいぬ座 シリウスの七色の輝き 星空コラム

今夜お届けする星座は、冬の夜空の主役。
全天一の明るさを誇る、おおいぬ座の一等星・シリウスです。

燦然と輝くスターの風格ですが、実際のシリウスは日によって、大きく印象が変わる星でもあります。

シリウス(焼き焦がすもの)という名前を背負いながら、日々南の空の下の位置で瞬く、シリウスの魅力を一緒に探しに行きましょう。

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冬空に降り注ぐ、シリウスの光

冬の空に浮かぶ無数の星々の中で、ひときわ鋭く、光を放つ星があります。
それが、全天一の明るさを誇るシリウスです。

• 場所:おおいぬ座にある星
• 距離:地球から約 8.6光年(とても近い)
• 明るさ:夜空で最も明るい恒星
• 特徴:実は「シリウスA(大きく明るい星)」と
「シリウスB(とても小さい白色矮星)」の連星

オリオン座のベテルギウス、こいぬ座のプロキオンとともに、「冬の大三角」を形づくる星としても親しまれています。

満天の星空を背景に、冬の大三角(シリウス・プロキオン・ベテルギウス)が白い線で結ばれて描かれている。星それぞれが輝く色で強調され、画面右下には流れ星に乗ったルミリィが微笑んでいる

シリウスはどうして七色に見えるの?

シリウスをよく観察すると実は七色に光って見えることがあります。

本来のシリウスの光は、ほぼ白色。
しかし、その光が地球に届くまでに、大気の層を通過すると、揺らぎや屈折が生まれます。

これがシンチレーション。(星の瞬き)と呼ばれる現象です。

宇宙空間では、変わらず白く輝いている恒星が、
地球の空を隔てて見ると、赤、青、緑へと次々に表情を変える。

そんな七色の瞬きは、地球で見るシリウスの魅力のひとつになっています。

空を隔てる大気のゆらぎが、星にさまざな表情を見せてくれている……

そう思いながら夜空を見上げるのも素敵だと思いませんか。

なぜシリウスは天高く登れない星なの?

薄明の空に無数の星が瞬く湖畔の風景。水平線近くでひときわ明るい星が強く輝き、その光が水面にふんわり反射している。遠くには街の灯が帯のように並び、静かな冬の朝のような青い空気に包まれている。

シリウスは日本では天高く昇ることはできない。
そんな《宿命》を背負った星でもあります。

理由はとてもシンプルです。

星の高さは「赤道」によって決まるからです。

地球には
・地理としての赤道
・天球上に描かれる赤道「天の赤道
という2つの赤道があります。

シリウスは、この天の赤道よりも南側に位置する恒星です。

そのため、
・南半球では高く昇り、頭上に輝く
・北半球では地平線近くの低い空にとどまる

という《見え方の違い》が生まれます。

日本は北半球にあります。
だから、どれほどシリウスが明るい星であっても、南の低い位置から離れることができないのです。

星がどこまで昇るかは、明るさでも、大きさでも、有名さでも決まりません。

観測地の緯度と星の赤緯せきい
というただ一つの幾何学

静かな宇宙の法則によって決められています。

その決められた軌道を、夜ごとゆらめきながら歩むシリウス。

運命に従いながらも自分の光を放ち続ける姿に勇気づけられます。

北半球から見るシリウスの輝き

日本で見るシリウスの条件は、実は不利です。

星が低い位置にあるほど、

・分厚い大気を通り抜けなければならない

・光は減衰し、弱まる

・色の揺れも瞬きも激しくなる

それでもシリウスは全天で一番明るく輝く恒星であり続けます。

つまり、最も条件の悪い舞台に立たされても、なお主役を張り続ける星

その圧倒的な存在感は、古来さまざまな文化で「特別な力をもつ星」として語られてきました。
だからこそ、物語の中で《シリウス》という名を持つキャラクターが、強さや気高さを象徴する存在として描かれることが多いのかもしれません。

冷たい冬の空気のなか、南の低い空で瞬きながら、今日もシリウスは凛とした姿で私たちを見守っています。

参考文献:『1等星図鑑』藤井旭(誠文堂新光社)
参照サイト:Wikipedia「シリウス」「おおいぬ座」ほか関連項目


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南の星座が見つけやすい仕様の星座盤でお気に入りです。
(詳しいレビューは次回の星空コラムでお届けしますね)
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お嬢さまとルミリィの星語り ゲスト🐣ぴよ団長かたるん

ルミリィ、お嬢さま、かたるんが後ろ姿で夜空に輝くシリウスを見上げるイラスト
みんなで見上げるシリウスの光

今夜は星空サロンにルミリィの幼なじみ、《ギャラクシーぴよ団長・かたるん》が遊びに来ています。

窓の外では、冬の空気を揺らしながらシリウスがきらきらと七色に瞬いています。
みんなで少しだけ夜更かしして、その光を眺めながらお話ししています。

ルミリィ
ルミリィ

今日は風がちょっとだけ強いから、シリウスが《星のおしゃべり》みたいに瞬いて見えるの〜⭐️

お嬢さま
お嬢さま

ふふ……どんなことを話しているのかしら?
こんな日のシリウスは、揺れる気持ちも、小さなさみしさも抱えながら、それでも強く輝いているように見えるわ。

かたるん
かたるん

オレもシリウスって好きだしぃ!
ひとりでいっちばん光る感じちょっとわかるしぃ……
ほら、オレって団長だしぃ?
いろいろ背負ってんの!

お嬢さま
お嬢さま

……そうなのね。
かたるんもがんばってるのね。
でも、ひとりでがんばり過ぎなくてもいいのよ。
いつでもこのサロンに来て、羽を休めてちょうだいね。

ルミリィ
ルミリィ

そうなの〜!
シリウスが色を変えたり、ゆらめいたりするみたいに、いろんな日があっていいの〜⭐️
元気の出ない日も、がんばれない日もあっていいの〜。
そんなときは、ここで温かいお茶を飲みながらお話するの〜⭐️

ノアリスのお気に入り

ガチャガチャのカプセルと宇宙飛行士ライトのセット写真
カプセルから黒い宇宙飛行士が現れました🪐

最近、ノアリスのデスクに新しい仲間が加わりました。
近所のスーパーで偶然見つけた、「宇宙飛行士ライト」のガチャガチャ です。

宇宙や星モチーフのガチャはあまり多くないので、見つけるとつい回してしまうノアリス。
今回も迷わずガチャッと回してみました。

そして出てきたのは……

黒い宇宙服に身を包み、船外活動用ロープにふわりと繋がれた小さな宇宙飛行士。
電源につなぐと、顔の部分がピカーッ✨ とまぶしくライトアップ します。

すぐに気に入ってしまい、この子には 「ノワール隊員」 と名前をつけました。
いまはノアリスのデスクで、日々こっそり船外活動をしてくれています。

……もしかすると、作業をさぼっているノアリスのログを密かに記録しているかもしれませんね😆


🪐ひとつでも可愛いのに、並べると急に世界観が完成するタイプのライトです。
デスクやベッドサイドにちょこんと並べると、ちいさな宇宙が広がります。

発光した黒い宇宙飛行士ライトがデスクに飾られている様子
作業デスクで船外活動中のノワール隊員🤩

次回予告 シリウスの伴星

次回は、シリウスのそばでひっそりと輝く伴星のお話です。

小さな白い星——シリウスBの世界へ。
夜空の奥にかくれた、静かな光の記憶をたどってみましょう。

ノワール隊員
ノワール隊員

本日の任務終了。
シリウスのきらめき、記録完了。
次の観測ポイントは、すぐそばで息をひそめる小さな伴星。
きっと静かでやさしい光だと思う。
また次の観測で会おうね、スターゲイザーさんたち。

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