夜語りは、ノアリスの胸に浮かんだ景色や、記憶の断片、
そして忘れられない夢を静かに綴る、小さな夜の部屋です。

美しき蒼色に染まる悪夢
今夜はノアリス——いえ、ノアのひとりごとを少しだけ。
とても個人的で小さな秘密のような《蒼い深淵の記憶》です。
レイク・オブ・ウィスパーズ ~囁きの湖~
そっとこぼれ落ちた思いが、青いかけらになってきらめく湖。
水面には、胸の奥にしまっていた言葉が淡い波紋となって広がり……
今夜は、大人になる前のノアが繰り返し見ていた、美しい悪夢のしずくを一滴。
これは、あの蒼い夜に閉じ込めてきた夢のかけら。
境界列車

ああ、また一人、私はここに座る
手の中にあるのは、深海第0駅への片道切符
海岸線ぎりぎりをひた走る、境界列車
私は窓から、底知れぬ海を見下ろす
海は澄んでいた
だけどすべてが待っていた
息遣いが、闇の底からざわめくように
サメ、シャチ、イルカ、エイ
うごめく無数の巨大な命
恐怖と畏怖
美しさと嫌悪
私はすべてを恐れながらも、
同時にその深淵の煌めきに心を奪われる
さあ、今宵こそ、その先へ
たとえ、いつもの朝が来なくとも
🪶Noalice
深海第0駅からの発信

紺碧の交点
かつて境界列車に揺られていた
ノアがたどり着いたのは——深海第0駅。
ここは終着駅ではなく、静かに始まりを告げる始発駅。
深海のいちばん奥で、
宇宙とひそやかに交わる、紺碧の交点。
今夜もここでノアは
自分だけの地図を描き続ける。
まだ見ぬ誰かと、そっと交信するように。
おやすみなさい。
また次の夜に、この場所で。


